Genius Party Beyond

ジーニアスパーティー ビヨンド。
六本木ヒルズのオールナイトで見てきた。

・・すさまじい。

そうね、例えてみると
人狼のラストみたいなMG掃射喰らった感じでした。
普段の商業作品の制約の中、悶々としつつも作者達が内面で連綿と練り上げている制作意欲の核の部分。
そんなコアが開放されて、画面から連撃放ってくる感じですよ。
野放しの天才の祭りとはこんなにもすさまじいものなんですね。

上映後のトークでも言ってましたが、
「スタジオ4℃はこれを作るために生まれたと言っていいほどの出来」
「ここ数年”新しいアニメ”というものが出てこずに閉塞感を感じていたけど、一気に打破してくれた。」
というかんじ。

上映終了後、なんかもう色々入り混じって高揚した笑い顔を浮かべて、横に座ってる友人を見たら、同じように笑ってた。
すごいものを見たな俺ら。ってな感じで笑う。
こんな感覚になる映画、今後の人生でも稀有な事だろうなあ。

「映像」「アニメーション」というもの自体が好きであればあるほど感応する類だと思います。
なんかそういうの好きって人にはお勧めです。

・・もしそれ以上に、アニメーションとか映像を自ら追求する気のある人とかだったら、
もうお勧めなんてヌルいレベルじゃない。
見なきゃ駄目だ。劇場で。
今、日本のアニメは変革期に入ろうとしてる所なんですが、
このオムニバスの中身には参考になるいい例が多いと思いますよ。

一作目がアレだったんで不安だって人もいるけど大丈夫。文字通りbeyond。
そういえば押井守監督も見にきてました。

あ、そんでもって抽選会でフィルムつきパンフセットが当たった!
しかし横にいた友人は最後の最後で田中達之のサイン色紙当てやがりましたよ!
なんたることだ・・。

とりあえずブルーレイで買います。もう絶対買う。プレイヤーと一緒に買う。

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