銃夢ラストオーダーは名言多いですね。
ここ数日、3dsmax2009に移って作業してまして、キャッチコピーを実感してます。
「圧倒的な3Dを短時間で」
特に建築系は、手続き型モデリングと相まって作成スピードがアホみたいに速いです。
全体的にプリセットマテリアルが充足したおかげもありますが、
間接光の扱いやすさも主要因ですね。
とりあえずオブジェ作ったら、
レンダーをメンタルレイにして適当に質感プリセット割り当てて、
デイライト置いて日時合わせて、
ポチっと間接光onにして露出合わせれば誰でもフォトリアル。
まるでフジカラーの使い捨てカメラCMみたいな。
以前から「フォトリアルはそろそろ技術的に落ち着いて一般化されるでしょう」って言ってましたが、
maxwell系のレンダーでハイエンドのフォトリアルが一段落して、
ミドルレンジのGIレンダリングの計算速度や扱い易さが上がってきて、
本気で一般化というか、むしろ大衆化してきましたね。
これから日本の趣味でやってる3Dとかでも、
リアル系のクオリティがごっそり底上げされると思われます。
単なるフォトリアルは誰でもできる時代到来って感じ。
学生作品とか、リアル系の一発ネタが増えそう。
(というか私もやったんですけどね・・)
こうやって、今までのシステムだと代替物でやっていたのが、どんどん正確なものに移り変わっていくと、
実世界の理論が応用できるようになってきて面白いです。
反射光と間接光の関係とか、スペキュラ形状と材質とライティングの関係とか、露出制御とか、
光学系の知識があるとするっと入り込めますね。
学んでおいた知識が役立ちまくり。イェッハー!
今までも、CGをやる上で実際の世界の成り立ちを知るっていると便利でしたが、
それが更に加速してますね。
このまま行けば、いつか量子論も役立つかもしれんな!
光を量子状態で扱うフォトメリックレンダーとか、
量子で挙動を扱う新世代流体システムとか!
そんでもって実用されたら
「レンズ絞ったら光の回折現象出るんですが仕様です。」
とか
「トンネル効果で流体が一部衝突判定を乗り越えますが仕様です。」
とかなったりして(笑