にほんのしーじー?

皆分かってる事だけど、遅れておりますよ。
だって、開発力がほぼ無いもん。
国内CGで開発力があるのはゲーム系ぐらい。
(今は全体的にパイプライン開発に注力してるみたい)

結局、向こうで開発された技術が、製品化されて、こっちに渡って来て、
それを既存の企画にいきなり組み込む訳にもいかないで、
やっとこ使ってみる時分には向こうじゃさらに新しい技術がー、という。
技術的には遅れて当然ですわな。

特にフォトリアルは、理論と技術とマシンスペックですよ。
「センスと根性でどうにか写真ぽく見せろ」っていうのは頭が悪いと思います。
・・てことで、リアル系ど真ん中で欧米国際資本の塊に戦いを挑むなんて、
それなんていっき?と思ってます。
オールウェイズの監督も、「GIのボタンはアメリカ人しか押しちゃいけないんだよ!」と冗談混じりに言っておりました。

でも、そろそろフォトリアルは技術的には充分なところまで到達する頃なんじゃないでしょーか。
そこからやっと、「リアルなCGスゲー」が普通になって、
演出力とかセンスの差が重要になる時代に・・移行していってる気がします。既に。
欧米じゃ既にそうなってるけど、日本が追いつくのっていつなんだろ。
とりあえず今の邦画にそんな体力は無いようです。
いや、中の人たちも色々やり始めてるとは思うんだけど、ね。

で、日本のアニメ系CG業界は、
アンチエイリアスプラグインで一騒ぎ起きるレベルです。
業界レベルでどんだけ開発力無いんだ・・。
(でもgonzoは開発してるんだ、とちょっと意外に思った。そういえば岩窟王の時もテクスチャ用ソフトを協力して開発してたっけ。)

ゲームで言えばbufferが居ないんですね。吟遊詩人とか、味方のステータスを上げる役の人。
しかもそれが超重要なゲームバランスなんですが・・。
海外映画だと、パーティー半分がそういう補助魔法使いだったり。
こっちは大量の戦士でダメージ無視して突撃突撃。そんなかんじ。
今、欧米ではそういうTD(テクニカルディレクター)が花形役者になってる感じです。

で、最近IGの採用情報見たら、いきなりそっち系のTD募集し始めてて吹いた。
http://www.production-ig.co.jp/company/job/igfx.html
・・本格分業体制。
いや・・運用できるんだろうかコレ。
TD含めてチームを回す「頭」も映画かゲームのムービー部門辺りから引き抜くつもりなのかな?

個人的には日本のアニメみたいに、
ピクサー的な3DCG然とした質感じゃなくてもっとNPRな2D寄りを志向する場合だと、
プログラミング系のレンダーTDより、どんな素材を出してどう構成するかっていうコンポジター系の方が重要なんじゃ、って思うんですが・・。(三次元方面のアプローチより、NPRなら二次元的なレベルでの構成をまず詰めたほうが有効なんじゃ、っていう。いや、それも含めてレンダーTDが構成するのかなあ。)
そんで手法を逆算するとソフトもxsiに利点を感じるんだけど・・。

つまりIGfxは2Dに寄らない、もろフル3D系の作品に走るってことなのか?
いいコンポジット部門があるのに勿体無い気もする。

追記。
線出しとか、3D方向からのアプローチも重要な事も多かったんでした。基本機能としてスルーしてたけどそこまでコード書いたりもするのかな・・。
コンポとか単に質感詰めるとか、どういうレベルをレンダーTDと指してるかにもよるか。
まあ、ノードで詰められる部分もかなり手付かずで残ってるけどねえ。今の所。

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動画テストも兼ねて

phun

面白っ
他のサイトにも書いてあったんだけど、プレゼンの重要性を実感した次第。
同じようなソフトもあるけど、見せ方でこんなに違うもんだね。

私も半ばこんな感じで、技術実験も兼ねて作品を作ってるので反省しないとなあ、と。
キャラクターアニメーションとして作るから、「手書きでしょ?」ってフツーの作品としてさらっと見逃される感じもするし。
気付かれないのが目標ではあるけどさ、上手くいくと気付かれないっていう矛盾ガ。

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