むしろこっち。

ちと遅い話題だけどさ、XSIがautodeskに買収されたじゃないですか。
その文面でもっと重要なことが書いてある件について。

米国オートデスク メディア&エンターテイメント シニアバイスプレジデント、マーク・プチのコメント
「ソフトイマージの顧客、戦略的パートナー、ならびに社員の皆さんを歓迎します。この買収によって、3D エンターテインメント業界でその名を知られ使用されてきた高度な 3D ツールが当社のエンターテインメント製品群に加わることになります。制作パイプライン全体のデジタル化、ならびにゲーム、映画、テレビ番組のコンテンツの集約化が進む今日、この買収によって、リアルタイム インタラクティブ 3D オーサリングツールの構築を進める当社の取組みを補完、推進できると期待しています。

これ今まで公式に言ってたっけ?
セミナーとかでは「mayaやmaxなど各自のソフトを統合せずそれぞれ開発を進めます」って方針を表明してたし、
今回の買収でもXSIの開発は続けますって言ってるけど、
並行して次世代型のソフト構築してますよって暗に発表してんるじゃないですかコレ。
今まで噂とかで聞いたのはとりあえずスルーしてきたけど、どーなんですかね。

追記。
んーそれとも現ソフト群のリアルタイム性を高める方向で開発を進めるって事?

XSI病

発症した。(笑

maxの利点っていうと「エフェクトに強い」っていうのが大きな点だったんですが、
XSIのICE(開発名:moondustってこと?)実装で完全にもってかれた感じですね。

ICE実装されて、あと残ってるmaxの利点って何だろ。
プラグインと・・ある種の手っ取り早さですかね。
それとユーザー数。
ユーザー数が多いから、チュートリアルとか仕事とか一応の数はあるって事ですかね。

でも海外スタジオとかでも、特に中規模スタジオでXSI導入例が増えてるなあ。
・・というか注目してるトコってXSIばっかりじゃんって今気付いた。
psyop

blur studio

mill

感覚としては、中小向けmax、xsi。
大規模自社開発向けmayaって感じてます。
自社開発できないならmayaの意味もほぼ無いので、
単純に機能比較するとxsiってかんじです。
流体と布はmayaですが、ICEの応用でいけちゃいそうな気がするんだよなあ。どうだろ。
ついでに機能比較するとLWは単純に論外。

・・ちなみに、私はmaxにもAEにも愛着は無いですよ。
ソフトはソフトです。単に機能で選びます。
単一ソフトの信者になったらある意味終わりだよ。

(以前他所で書いたのを日時合わせて移行。)

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リグマジ重要。

リグのデモをいろいろ貼ってみる。
3Dな人は是非ご覧あれ。

まずはこれ。映像は重いので保存推奨。
http://www.characteranimator.com/movies/character_td.html
ずいぶん前に見つけて、私的にリグに対するパラダイムシフトになりました。
「なんじゃこりゃー」ってかんじ。

次はこれ。
http://artifacts.sakura.ne.jp/sakanaya/2007/10/3d.htm
基本概念(テクスチャで影の部分指定とか)はもう一般的に実装されてるんだけど、
手軽にアニメート可能な実用レベルに達したのはコレが初だと思います。
(某作品は、これをAEでいちいち修正するのがボトルネックになっとった。)
ちなみにXSIなら、同じ方法論で輪郭線の出る出ないもいじれます。
maxでもできそうやけど、アニメートをどう設定するかが問題かなー。

ここら辺の小回りに関してはやっぱりXSIが頭一つ飛び抜けてる感。

あとついでに二つ。

http://www.youtube.com/watch?v=kGzgF-DafWg
「fallenart」のあの人。
本編で使わないような機能も盛り込んでるので(目とか眉は確実にいらないw)、
多分、本編制作後に技術テストとして作り込んだんだと思う。

http://www.youtube.com/watch?v=czQJ6MjnmHo&feature=related
「カーズ」的な車。
うほ、いいリグ

NPRバナシ

手書き風とかって単に手書き風の静止画ならテクスチャはっつければ簡単に実現できるけど、
動いた瞬間3Dとモロバレするのは周知の事実。
画のタッチってのは物質の面方向、奥行き、明るさその他を参照したものであって、
本質的に再現するには3Dジオメトリの情報と、感性を参照したタッチでなければいかんのじゃ。
ここ重要。今回の核心。

で、現在主に出回ってる「アナログ塗りっぽい3D動画」はほぼ全て平面的に処理したもんなんですね。
例えばこんな感じ。
http://www.synthetik.com/Gallery/Gallery-Moving/Movie_Pages/Gallery_Moving_UserA_pages/MoviePageUserA30.html
http://www.synthetik.com/Gallery/Gallery-Moving/Movie_Pages/Gallery_Moving_UserA_pages/MoviePageUserA14.html
ソフトはコレ。
http://www.synthetik.com/
水彩風とか、あんまりタッチの見えない2D的な方針ならこれでOKなんだけどね。

エフェクトで平面情報に加えて3D情報も参照すればいいんだけど、
そこまでエフェクト側にやらせるのは酷な感じ。
いや、出来ない事もないんだけど面倒かなあ。
AEなら、ノーマル情報とかを基にした3Dライティングプラグインを使ってみればなんとか。
簡単に言えば「AEで3Dオブジェクトをライティングできる」んですよ。実は。
http://www.taron.de/zborn/index.html
こんなのとか、似たようなフリープラグインもアルヨ。興味があったら聞いておくんなまし。
これを応用すれば3Dと2Dの境界を破った新たな表現が・・!
とか思ってたりしますがよければ暇な人やってみてください。
私は今のが終わったら試してみるつもりです。
上の2つのソフトと3D要素組み合わせれば、もう夢が広がりんぐですよ。

でもそれよかXSIみたいなレンダーノードで直にジオメトリ参照してタッチ作ってった方が良さそうなので・・
XSIでNPRレンダー出れば即乗り換える気概です。