3dsmax2009 エクステンション シーグラフ エクスカリバー

3dsmax2009のエクステンションが発表されたっぽいです。
http://forums.cgsociety.org/showthread.php?f=6&t=656994
内容としては
・新規ポリゴンレデューサー搭載
・パーティクルフローツールボックス1統合(と思われます。)
・サウンド機能を拡張。(建築プレゼン向け?)

ちょっとびみょー。

ここ数年MAXのアップデートはしょぼいのが続いてて、(64bit化とか、コア書き換えてたのもあるんだけどね。)
ユーザーが辟易して離れて行ってるんです。世界的に。
・・てなわけで、次の巻き返しのチャンスがシーグラフ。
マーケティングとしても、ここで発表するのが一番効果がデカい。
しかもXSIがシーグラフでICEのプレゼンするから、余計に何かしないとまずい状況。

で、個人的にシーグラフの発表として予想してたのが、
「afterburnとか何か便利なプラグインを数個統合してプレゼン、微妙な形でお茶を濁す」
とかだったんです。
これでも多少は引き繋げる。
企業体力(金)だけで何とかできるのはその位じゃないでしょうか。
いいアップデートが無かったら、金ばら撒いて買収しかない。
まあそんな程度じゃ客は止められないですけども。

けど今回、autodeskはそれすらやらなかった。
この、MAXの事情を知ってれば「誰が見ても重要な時期」にショボいアップデート。
autodeskほどの超巨大企業が、これで終わりって事は無いな。

・・やつら、何か隠し玉持ってやがるぜ!

と思って探ったら、見つけましたよサムシング。
http://area.autodesk.com/index.php/blogs_ken/blog_detail/whats_the_future/
謎のエクスカリバーの画像が本気っぷりを表してますね。開発コードネーム関係かな?

簡単に意訳すると
「ver2009を急ぎで作ってたから、次期の発表はまだできないや。かわりに、今作ってるやつの概要をシーグラフで発表するよ。著名スタジオ(映像系)に先行紹介したら、みんな超驚いて拍手してた。」
・・らしい。たぶん。

うひょー
水面下で開発してたか!
ってまあ、そりゃそうですよねー。
時期の発表が無いのは残念だけど。

てことでシーグラフはネット越しにワクテカで見守るとして、
次の問題は・・
「いつ出るのか」
だ。
さすがにそんな「噂の超機能」がすぐ実装って事は無い。
XSIのICEも、開発名moondustとして大分前から噂になってましたからね。

まあ、だいたい1~2年後てとこかなー?
プレゼンできるレベルまでは組んでるんだから。

さてどうするかなあ。
そっちの実装予定の機能がよくても、
普通のアップデートがしょぼいままだと我慢できませんよ?
2010は何を入れるんだろう。

・・これでシーグラフで何も発表しなかったら、私もとんだ道化という事になりますがね。

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この世界の成り立ちを

銃夢ラストオーダーは名言多いですね。

ここ数日、3dsmax2009に移って作業してまして、キャッチコピーを実感してます。
「圧倒的な3Dを短時間で」
特に建築系は、手続き型モデリングと相まって作成スピードがアホみたいに速いです。

全体的にプリセットマテリアルが充足したおかげもありますが、
間接光の扱いやすさも主要因ですね。

とりあえずオブジェ作ったら、
レンダーをメンタルレイにして適当に質感プリセット割り当てて、
デイライト置いて日時合わせて、
ポチっと間接光onにして露出合わせれば誰でもフォトリアル。
まるでフジカラーの使い捨てカメラCMみたいな。

以前から「フォトリアルはそろそろ技術的に落ち着いて一般化されるでしょう」って言ってましたが、
maxwell系のレンダーでハイエンドのフォトリアルが一段落して、
ミドルレンジのGIレンダリングの計算速度や扱い易さが上がってきて、
本気で一般化というか、むしろ大衆化してきましたね。
これから日本の趣味でやってる3Dとかでも、
リアル系のクオリティがごっそり底上げされると思われます。
単なるフォトリアルは誰でもできる時代到来って感じ。
学生作品とか、リアル系の一発ネタが増えそう。
(というか私もやったんですけどね・・)

こうやって、今までのシステムだと代替物でやっていたのが、どんどん正確なものに移り変わっていくと、
実世界の理論が応用できるようになってきて面白いです。
反射光と間接光の関係とか、スペキュラ形状と材質とライティングの関係とか、露出制御とか、
光学系の知識があるとするっと入り込めますね。
学んでおいた知識が役立ちまくり。イェッハー!
今までも、CGをやる上で実際の世界の成り立ちを知るっていると便利でしたが、
それが更に加速してますね。

このまま行けば、いつか量子論も役立つかもしれんな!
光を量子状態で扱うフォトメリックレンダーとか、
量子で挙動を扱う新世代流体システムとか!
そんでもって実用されたら
「レンズ絞ったら光の回折現象出るんですが仕様です。」
とか
「トンネル効果で流体が一部衝突判定を乗り越えますが仕様です。」
とかなったりして(笑

リグマジ重要。

リグのデモをいろいろ貼ってみる。
3Dな人は是非ご覧あれ。

まずはこれ。映像は重いので保存推奨。
http://www.characteranimator.com/movies/character_td.html
ずいぶん前に見つけて、私的にリグに対するパラダイムシフトになりました。
「なんじゃこりゃー」ってかんじ。

次はこれ。
http://artifacts.sakura.ne.jp/sakanaya/2007/10/3d.htm
基本概念(テクスチャで影の部分指定とか)はもう一般的に実装されてるんだけど、
手軽にアニメート可能な実用レベルに達したのはコレが初だと思います。
(某作品は、これをAEでいちいち修正するのがボトルネックになっとった。)
ちなみにXSIなら、同じ方法論で輪郭線の出る出ないもいじれます。
maxでもできそうやけど、アニメートをどう設定するかが問題かなー。

ここら辺の小回りに関してはやっぱりXSIが頭一つ飛び抜けてる感。

あとついでに二つ。

http://www.youtube.com/watch?v=kGzgF-DafWg
「fallenart」のあの人。
本編で使わないような機能も盛り込んでるので(目とか眉は確実にいらないw)、
多分、本編制作後に技術テストとして作り込んだんだと思う。

http://www.youtube.com/watch?v=czQJ6MjnmHo&feature=related
「カーズ」的な車。
うほ、いいリグ

ftあおり補正

あらー
maxであおり補正使うとfinaltoon変になるんですね。
カメラ傾き消して広角で部分レンダするか・・。

max9

3dsmax9発表されましたね。
・・・んー。
今回は見送ってプラグインかXSI買ってみようかなあ。

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